文法の大切さも
知り合いに、日本語学校の教師がいます。
外国から日本に来て、日本の大学に入ったり、日本での就職をめざしている人たちに、日本語を教えるのです。
生徒の多くは、中国や韓国から来る人たちだそうです。
彼らはひらがなとカタカナだけを覚えて日本にやってきて、学校で一から日本語を学びます。
二、三ヶ月もすると早い人はある程度日本語を解するようになるといいます。
そして二年経って卒業する頃には、先生が普通の日本人に話すように手加減なしの日本語を話しても問題なくコミュニケーションがとれるようになると言います。
中学から大学まで十年かけてもほとんど英語をしゃべれない日本人が多いのと比べると、やはり現地で語学を学ぶことの効果の高さを感じざるを得ません。
ただ、その先生は一点、興味深いことを語っていました。
「最初に正しい文法をきっちりと覚えた子は最後には伸びる」
癖のついた若者言葉や友達同士でしか使わないおしゃべり言葉を最初に身につけてしまうと、なかなかその癖がとれず、結局単語の羅列に終わってしまう。
それはそれで通じなくはないが、やはり言葉としては不完全に終わり、「うまい」日本語にはならない。
だから、どんな日本語でもいいからとにかく喋ってみようというのではなく、正しい日本語に矯正していく努力が必要なのだそうです。
とはいえ、例えば「未然形」「連用形」「終止形」などと教えると、つまらないし抵抗もあるので、書かない、食べないなどは「ない形」、書きます、食べますなどは「ます形」、書く、食べるなどは「辞書形」などと名づけて教えるのだそうです。
なるほど、それなら実用的かもしれません。
英語も「be動詞プラス過去分詞で受動態」「Ifプラス過去形の構文に、過去形の助動詞プラス動詞の原形で仮定法過去」などといわずに、「やられちゃう形」とか「もしそうだったら形」などと説明すれば少しは理解しやすいかもしれません。
日本語は、孤立語といわれ、世界のどの言葉とも共通点の少ない言語といわれます。
だから日本人は、他の国の人に比べて英語をマスターしにくい、とも言われます。
でもそれは、裏を返せば、他国の人が日本語をマスターするのも大変だということになります。
二年でペラペラの日本語を操る中国人や韓国人がいるのに、十年かけてできませんという筋合いはありません。
もしかしたら、ちょっとしたやり方の問題かもしれません。
外国から日本に来て、日本の大学に入ったり、日本での就職をめざしている人たちに、日本語を教えるのです。
生徒の多くは、中国や韓国から来る人たちだそうです。
彼らはひらがなとカタカナだけを覚えて日本にやってきて、学校で一から日本語を学びます。
二、三ヶ月もすると早い人はある程度日本語を解するようになるといいます。
そして二年経って卒業する頃には、先生が普通の日本人に話すように手加減なしの日本語を話しても問題なくコミュニケーションがとれるようになると言います。
中学から大学まで十年かけてもほとんど英語をしゃべれない日本人が多いのと比べると、やはり現地で語学を学ぶことの効果の高さを感じざるを得ません。
ただ、その先生は一点、興味深いことを語っていました。
「最初に正しい文法をきっちりと覚えた子は最後には伸びる」
癖のついた若者言葉や友達同士でしか使わないおしゃべり言葉を最初に身につけてしまうと、なかなかその癖がとれず、結局単語の羅列に終わってしまう。
それはそれで通じなくはないが、やはり言葉としては不完全に終わり、「うまい」日本語にはならない。
だから、どんな日本語でもいいからとにかく喋ってみようというのではなく、正しい日本語に矯正していく努力が必要なのだそうです。
とはいえ、例えば「未然形」「連用形」「終止形」などと教えると、つまらないし抵抗もあるので、書かない、食べないなどは「ない形」、書きます、食べますなどは「ます形」、書く、食べるなどは「辞書形」などと名づけて教えるのだそうです。
なるほど、それなら実用的かもしれません。
英語も「be動詞プラス過去分詞で受動態」「Ifプラス過去形の構文に、過去形の助動詞プラス動詞の原形で仮定法過去」などといわずに、「やられちゃう形」とか「もしそうだったら形」などと説明すれば少しは理解しやすいかもしれません。
日本語は、孤立語といわれ、世界のどの言葉とも共通点の少ない言語といわれます。
だから日本人は、他の国の人に比べて英語をマスターしにくい、とも言われます。
でもそれは、裏を返せば、他国の人が日本語をマスターするのも大変だということになります。
二年でペラペラの日本語を操る中国人や韓国人がいるのに、十年かけてできませんという筋合いはありません。
もしかしたら、ちょっとしたやり方の問題かもしれません。
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